
今回は、1760年頃の二コラ・コンベール版のマルセイユ・タロットが、歴史的な従来のタロットと比べて、色付け、不足、過剰、間違いなど数字や文字の表記の変更などが確認されている、ということを本で読み、すこし、勉強したことを、独学ですが、二コラ・コンベール版のマルセイユ・タロットをつかって、まとめてみました。

二コラ・コンベール版のマルセイユ・タロットは、「VIIII. LERMITE(レルミトゥ)」は、「VIIII. L′HERMITE」は、アポストロフィがつけられ、名前の表記は従来の伝統的な名前を使用しています。
また、2枚がのみが以前の表記で保存されています。それは、「Ⅵ. LAMOVREVX」と「XVI. LA MAISON DIEV」です。理由は不明。


ウィルフリード・ウドワン著「神聖幾何学マルセイユ・タロット ミレニアムエディション入門書」によると、
と本書にはあります。言語的多様性(ヘテログロシア)と呼ばれるこのプロセスを通じた音訳を使用して、ある言語から別の言語へ単語をよむことが可能にしている、重要性をあげています。しかし、マルセイユのタロットが外国版で元の名前を外国語に翻訳すると重大な間違いが起きる、と指摘しています。ル・マット「Le Mat」が、元の名前であり、それを外国語翻訳すると、英語ではFOOL、日本語では愚者となり、「Mat」マットという意味がもつパロノミ(言語学的に、別の用語に関して、特定の音声学的アナロジーであるが、異なる意味を持っているもの)やヘテログロシア(2つ以上の類義語を使用する事で構成されるもの)が失われてしまうからだ、というわけです。
Heartsアナロジーとは?
生成AIアナロジーとは、ある事柄をもとに他の事柄を推しはかって考えること、または類推することを意味します。
アナロジーは、論理学において、物事の間の特定の点での類似性から、他の点での類似性を推論することです。たとえば、鳥が翼を羽ばたかせて飛ぶことがわかっていれば、蝶の翅は飛ぶためにあることを推論することができます。
アナロジーは、似ている性質や構造を持った別の領域から要素を借りてきて、アイデアを発展させる思考法でもあります。たとえ話はアナロジー思考の典型的な応用例です。
アナロジーは、古代ギリシャ語で「比例」を意味する ἀναλογία アナロギアーといった概念に由来しています。
Hearts18世紀までのタロット(二コラ・コンベール版が制作された1706年頃の文字表記変更以前のタロット)は、言語的多様性(ヘテログロシア)を使用して、音で韻をふんだり、言語連想ゲームみたいに派生した意味を類推して、別の象徴や図像、元型から類推によって本質を発展させることを可能にしたカードリーディングだったってことなんだね。
Heartsタロットが象徴する図像を通して、効果的にリーディングに生かす為に、アナロジー発想法をつかうことはよくあるよね。
カードリーダーたちは無意識にアナロジー発想法でリーディングしているよね。占術者たちは無意識に使っている発想だから、言語化するのが難しいけど…。言語化してみると、アナロジー発想法ってどういうものなの?
生成AIアナロジー発想法は、常識を意図的にひっくり返して、そこから新しいアイデアを引き出そうとする発想法です。手順は次のとおりです:
- 非常識的に発想したい対象を決める。
- 対象の常識を列挙する。
- 常識を逆転させる。
- そこからヒントを得る。
- 類比して発想する。
アナロジー発想法は、既存の商品では飽き足らない顧客を想定し、常識を覆すような画期的なアイデアを創造するときに用います。革新的、斬新なアイデアが欲しいときに有効です。
アナロジー発想法は、逆設定法、システム・アナロジーを組み合わせて発想しやすくしたものです。
Heartsなるほどね!
ビジネスでもアナロジー発想法をつかって、認知の反転を活性して、商品開発などでフレームワークとして使うんだね。
タロットで解釈するなら、固定観念のことだね。
AIのいう「常識」というのは、例えであるから、
タロットでいうところの「自己概念」と、とらえてもいいし、「固定観念」ととってもいいね。
自分の中で経験によって創られた思い込みや、信じている観念(ビリーフ)とか、他者に教え込まれて信じている常識のことね!
ビリーフ(beliefs)とは、信念、確信、思い込みのこと。心理学では、自分が信じていること、大切に考えていること、思い込み。NLP心理学では、自身や世界について持っている信念のことだね。
タロットでは、概念をシフトしていくパラダイムシフト、認知の反転もよく起こるよ!盲点、とも言ったりするよね。
盲点は、自分では気づかないから、占術者やタロットを通して、再認識していくことがリーディングの重要な点だよ。
Heartsヘテログロシアとは?
生成AIヘテログロシア(Heteroglossia)とは、一つの言語の中に異なる多様性が共存していることを表す言葉です。ギリシャ語で「異質な」「舌、言語」を意味します。
ヘテログロシアは、ロシア語で使用される用語です。また、ミハイル・バフチンの対話論理においても使用されています。バフチンは、人間の心は自由で、不確定要素に満ちており、いつまでも決定づけられることはないと考えていました。
Heartsヘテログロシアって、人間の心は自由で、不確定要素で、決定づけられることはない、答えはひとつじゃないし、正解なんてないよね。人の心は、はかることはできないし、はかり知れない。
心も言語も、1つのことから多様性が共存しているし、1つの出来事を対象にしてもそこから派生している可能性は、複数共存しているよね。
話をもどしますが、
ル・マット「Le Mat」が、元の名前であり、それを外国語翻訳すると、英語ではFOOL、日本語では愚者となり、「Mat」マットという意味がもつパロノミ(言語学的に、別の用語に関して、特定の音声学的アナロジーであるが、異なる意味を持っているもの)やヘテログロシア(2つ以上の類義語を使用する事で構成されるもの)が失われてしまうからだ、というわけです。
ル・マットのもつ「Mat」マットから類推されて複数共存している言語の音声的類推の異なる意味、そこから派生されるイメージが失われてしまった、というわけです。
というのも、ル・マットの「マット」は、言語的多様性をもっていることがわかります。

といったように直観的で即興的、複数の理解を可能にする、音声的アナロジー、言語的多様性(ヘテログロシア)がリーディングの理解を複数もちあわせており、類推から、リーディングの解釈の可能性を深める効果的なアプローチとしてマルセイユ・タロットが機能していたわけなんですね。
それ以外の、タロットの大アルカナは、伝統的な命名変更がされたことがわかります。
ウィルフリード・ウドワン著の「神聖幾何学マルセイユ・タロット」の解釈をもちいたカードリーディングをしてみました。独学ではありますが、本書を読み、
★パノロミ(音声的アナロジーをもち、異なる意味をもつもの)
★ヘテログロシア(1つの言語に多様性が共存している、人の心ははかりしれず、決定づけられるものではない)
という、音声的アナロジー(音韻)による類推から、1つの言葉に多様性が共存しているおことを念頭にリーディングしながら、
そして、それが可能性としてあがっているのであって、人の心の多様性は複数共存している為、心は移り変わりゆくものであり、それが何かを決定づけるものでもない。
人の心は、はかることはできない、といった著者ウィルの洞察が鍵を握っていますね。
2023/10/26

